2014年1月22日水曜日

科学を装った巧妙な手口に騙されないための雑学知識

本来「科学」とは、観察される事実と既知の法則に基づき、論理的な推論を加えて様々な事象を認識する活動を指し、狭義には、物理・化学など自然科学の分野を指します。


一般的には後者をイメージされることが多く、大人でも大半が知識としては雑学程度のものしか持っていないのが現実です。


そのため、ホメオパシー・マイナスイオン・○○エネルギー・パワースポット・デトックス・ゲルマニウム温浴・コラーゲンを肌から吸収など「それらしいけれど意味の明確でない用語」を並べれられれば何となく良さそうな気がしてしまいますが、実際は、「実験」と称して信頼性の低い恣意的なデータを示したり、何を示しているのか不明なグラフを提示したり、また、体験談や写真で効果を印象付けたりしているケースが多いのです。

そのような巧妙な広告にだまされて効果のない高額な商品を購入したり、時にはその商品に未承認の医薬品などが含まれていて健康被害や死亡事故に発展するケースもあるのです。


科学はその性格上、「○○すれば××になる」と断言できるケースは非常に少ないので、健康やダイエット関連商品で一見「科学的な説明をしておきながらその根拠をあいまいにして効果を断言している」場合、その効果に疑問を持った方がよいのです。

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